翠峯苑だより
2020/07/20
令和2年7月20日(月)AM10:30
お天気はくもりです。
けさ8時ころに通り雨がザッと降りましたが、30分程度で止み、この時間は薄日が射しところどころ青空も見えています。
外からはアブラゼミのジージージーという鳴き声が聞こえてきました。
ひぐらしの鳴き声も一段と増してきており、夏本番が近づいてきたことを感じますが、梅雨明けはもう少し先のようです。
苑内のあちらこちらで目にする下の写真のこの植物、気になっておられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
?1.5m~2ⅿくらいと、とても背の高い植物です。
名前を【オオウバユリ】といいます。
7月下旬~8月に、黄緑色や白みどり色でテッポウユリのようなかたちの花を咲かせます。
一つの株が花を咲かせるのは一生に一度だけで、花をつけた株は一生を終えますが、元株のわきには子株が育っています。
花が終わると実をつけ、茶色く立ち枯れしたあとの実の中にはたくさんの種が入っています。
種が発芽してから花を咲かせるまで6~8年もの歳月がかかるそうです。
調べてみると、かつて北海道ではアイヌ民族がこのオオウバユリのゆり根を食用としており、アイヌの人々にとっては穀物以上に重要な位置を占めていたともいわれているそうです。
どちらかというと寒い地方に適しているようですので、ご興味のある方は晩秋に種を採集して別荘で育ててみてはいかがでしょうか。
cafe room 季の奏さんは、本日20(月)はお休みです。
7/23(木)~7/26(日)は営業予定とのことです。
よろしくお願いいたします。